Yahoo!ショッピングの集客の仕組みを理解しよう!効果的な来店促進とは?
Yahoo!ショッピングに出店しているメリットとして、CM広告や大型セールがありモール全体で集客施策を実施してくれることがあげられます。
そこから自分たちのストアを見つけてもらい、商品を見てもらわないとせっかくの集客施策も売上につながりません。
そこで今回は、お客様の訪問経路としてどのような経路が考えられるか、またそれぞれどんな集客対策が必要なのかを解説していきます。
■この記事のポイント
- Yahoo!ショッピングでは独自キャンペーンや販促セールによりたくさん人が集まる
- 欲しい商品がある場合は検索かカテゴリリストが利用される
- 数あるストアの中から自分たちのストアを見つけてもらう策が必要
- 検索結果ページからの集客は「アイテムマッチ」が効果的
「集客の仕組み」と「集客方法」をヤフー太郎店長と一緒に考えていきましょう。
目次
Yさん、Yahoo!ショッピングに出店したら自然とお客様が集まると思っていたんですが、もっとお客様の人数が伸びる方法ってあるんですか?
Yahoo!ショッピングのお客様をヤフー太郎さんのストアに誘導するための対策が必要です。
お客様がどのようにストアに訪問されるのか、「集客のタイミング」と「集客の仕組み」について説明していきますね。
Yahoo!ショッピングにお客様が集まるタイミング
Yahoo!ショッピングではショッピングモール全体にお客様を集めるための施策が定期的に行われています。
リアル店舗に置き換えると、商店街全体でお祭りやセール時期に合わせて、クーポンやポイント、抽選会などの特典を用意した集客イベントを開催し、商店街全体で買い回ってもらうような施策です。
独自キャンペーン
2021年現在、定期的に開催されている独自キャンペーンは以下のとおりです。
- 【5のつく日】5のつく日キャンペーン
- 【毎月29日】プレ肉キャンペーン
- 【日曜日】ソフトバンクスマホユーザーなら毎週日曜日最大10%相当戻ってくる
- 【日曜日】ソフトバンクスマホユーザーじゃなくても毎週日曜日最大5%相当戻ってくる
- 【いつでも】LYPプレミアム会員ならいつでも3%相当戻ってくる
- 【不定期】買いだおれキャンペーン
キャンペーンのスケジュールは以下のページで確認できます。
▶キャンペーン情報(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
販促セール
年間のシーズンイベントに合わせて、Yahoo!ショッピング内でもセールや特集が組まれます。
■販促セール展開例
超PayPay祭(3月・11月)・初売り・バレンタイン特集・新生活特集・ホワイトデー特集・母の日特集・父の日特集・お中元&夏ギフト・秋冬ライフスタイル特集・クリスマス特集・お歳暮&冬ギフト・年末ワイワイセール
Yahoo!ショッピングでは独自キャンペーンや販促セールのタイミングが最も人が集まるタイミングと覚えておきましょう。
お客様の商品の探し方
欲しい商品が決まっているお客様は、Yahoo!ショッピングの検索から、欲しい商品の種類や名前、関連するキーワードを入力したり、カテゴリリストから商品を探したりします。
実際に、Yahoo!ショッピングに集まったお客様のうち、約7割は検索経由でお買い物をしているというデータも出ています。
自分たちのストアにお客様を誘導するためには、検索結果やカテゴリリストに商品が掲載されることが重要です。
ストアへの集客方法
Yahoo!ショッピングに集まったお客様を自分たちのストアへ誘導するためにはどんな方法があるのでしょうか?
まずは、Yahoo!ショッピングでの集客経路を説明します。
ストアへの集客経路は大きく分けて以下の4つの経路があります。そのうち約7割のお客様が検索結果からお買い物されます。
- 検索結果、カテゴリリストページ経由
- イベントページ(販促セール他)経由
- メール(ストアニュースレター)経由
- 閲覧履歴、レコメンド経由
集客経路別の具体的な対策を見ていきましょう。
検索結果、カテゴリリストページ経由の対策
Yahoo!ショッピングで最も多く集客できる経路は、検索結果、カテゴリリストページです。
検索結果、カテゴリリストページで上位に表示されるように2つの対策をしましょう。
- 検索対策(SEO対策)
- アイテムマッチの利用
検索対策(SEO対策)
検索対策(SEO対策)は検索結果で上位に表示されるように行う対策のことです。
検索対策(SEO対策)ではまず以下の3つを行っておきましょう。
・商品情報にキーワードを入れる
Yahoo!ショッピングの検索対策において商品名は最重要項目ですので、関連検索キーワードを盛り込みましょう。
ストアクリエイターProで商品情報を登録する際に、以下の検索対象項目に検索キーワード(関連検索も含む)を入れてください。
商品名[name]・スペック[spec1~10]・キャッチコピー[headline]・商品情報[explanation]
・プロダクトカテゴリの設定
プロダクトカテゴリはカテゴリページや検索結果ページの商品表示に大きく影響します。
関連検索キーワードで出てきた言葉もカテゴリ分類に含まれている場合があるので、最適なカテゴリを選んで必ず設定しておきましょう。
・ブランドコードの設定
ブランドコードとは、Yahoo!ショッピングが各ブランドに定めたコードのことを言います。
ブランド品の場合は商品名にブランド名を入れ、必ずブランドコードも設定しておきましょう。
ブランドコードを設定する場合は以下のマニュアルをご確認ください。
▶ブランドコードの設定方法(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
アイテムマッチの利用
検索結果、カテゴリリストページからの集客で最も効果的な方法は「アイテムマッチ」です。
検索対策をしてもすぐに上位表示されるとは限らないので、検索対策と並行してクリック課金型広告アイテムマッチを試してみましょう。
Yahoo!ショッピングにお客様が集まるタイミングに行うと最も効果的です。
アイテムマッチで広告設定した商品は、検索結果ページやカテゴリリストページの上部専用枠に商品ページへのリンクが掲載されるので多くのお客様に商品を見てもらうことができます。
アイテムマッチの広告費用はクリックされない限り発生しません。最低入札価格も25円から可能なので少額でもすぐに広告が始められます。
個別入札を利用すると、売りたい商品のみに入札価格を設定できるのでおすすめです。
入札価格を決定する際に、提案入札価格より高めに設定しておくとライバルより上位表示が見込めます。
イベントページ(販促セール、バースデー)経由
Yahoo!ショッピング全体での販促セールなどのイベントページもお客様の集まる場所ですが、ここに掲載されるためには一定の基準があります。
キャンペーンへの参加は全ストア対象のものとストア限定のものがあり、ストア限定キャンペーンへの参加は、条件や割引率などイベント内容によって異なります。
ストア限定のキャンペーン参加条件を満たしていれば、「キャンペーン(ストア限定)に参加する」ボタンが表示されます。
ストアクリエイターPro内のキャンペーン情報ページで条件を確認し、イベントへの参加を検討してみてください。
▶キャンペーン概要(Yahoo!ショッピングストア限定)
▶キャンペーン(ストア限定)に参加する(Yahoo!ショッピングストア限定)
※アクセスにはストアアカウントを取得のうえ、ストアクリエイターProへログインが必要です。
メルマガ(ストアニュースレター)経由
既存客やストアニュースレターを登録しているお客様の場合は、メルマガ(ストアニュースレター)を配信することで再訪問を促せます。
メルマガ(ストアニュースレター)配信はお客様と直接コミュニケーションが取れる無料の販促ツールです。
メルマガ(ストアニュースレター)を配信する際に、目玉商品やクーポンなどの特典を用意すると良いでしょう。
メルマガ配信による販促について詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶メルマガは無料の集客ツール!今さら聞けないメルマガ販促・配信例を紹介
閲覧履歴、レコメンド経由
興味を持って一度でも商品ページをクリックし、訪問すると、その後閲覧履歴に商品が残ります。
目に留まる機会が残っていると後に購入に至る場合もあるでしょう。
そのためには商品ページを一度でもクリックしてもらう必要があります。
アイテムマッチでたくさんのお客様に商品を見てもらう機会を作っておくと、閲覧履歴にも多く残るので、その時に購入に至らなかったとしても後から購入される機会は残ります。
まとめ
これまでYahoo!ショッピング全体の集客施策から、自分たちのストアへどう誘導していくかを説明いたしました。
「集客の仕組み」を理解すれば、以下の流れでお客様が集まる好循環が作れます。
1.Yahoo!ショッピングでの集客施策のタイミングを利用する
↓
2.検索やカテゴリリストに表示される対策を行う
・「アイテムマッチ」を利用する検索結果、カテゴリリストの専用枠に掲載できる
↓
3.「アイテムマッチ」でクリック(訪問者数)が稼げる
・閲覧履歴に残る
↓
4.売上実績が上がることで商品スコアが上がる
↓
5.自然に検索結果の上位表示も目指せるようになる
↓
6.検索対策(SEO対策)とアイテムマッチの専用枠への表示により、継続した売上が確保できる状態になる
上記の集客の流れを経て、お買い物をしていただいたお客様が増えると、既存客への集客方法として、メルマガ(ストアニュースレター)の配信ができるようになります。
Yahoo!ショッピングのお客様の集まるタイミングをうまく利用して、自分たちのストアにお客様を誘導していきましょう!
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